2016年07月25日

マリーちゃんのiPhone(2日目 その5)

花火が終わって,ぞろぞろと群衆の移動が始まりました.私も人の波に流されるようにビーチロードを少しだけ南下しました.すぐにソイ7の入り口が目に留まりマリーちゃんのことを思い出し,会いたくなったのでバービアの角を左折しました.

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店の前でノリノリで踊るマリーちゃんを期待していたのだけど,既にお立ち台は撤収されていて,マリーちゃんの姿は見当たりませんでした.店内を覗くと,すっかりだらけた様子でソファーに座り込んでいるマリーちゃんの姿が目に入りました.きっと踊り疲れてしまったのでしょう.目があうと,嬉しそうにパッと立ち上がって駆け寄り,ハグしてきました.うん,言われなければ,LBとはまったく分からないと思います.カワイイな(♂ですが…).
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マリーちゃんのお店は,まるでガレージを改装したかのような作りです.入り口側の壁は無く,完全にオープン状態.見かけによらず奥行きのある店内を,店に面するソイから奥のカウンターまで見通すことができます.そしてお客さんは,さっきも今もゼロ.

「ハグ」での歓迎を受けたのち,腕を引かれてソファー席につきました.マリーちゃん,いつものようにピタッと体を寄せて甘えてきます.エロさは皆無ですが,「小柄で生意気な女子高生」みたいなビジュアルなので悪い気はしません.

しばらくイチャイチャしながら飲んでいると,マリーちゃんが思い出したように,カウンターの裏からiPhone 4Sを持ってきました.

「これ,動かないの」
「見せてみて」

起動してみるとセキュリティロックの画面.どうやら誰かが失くしたiPhoneのようです.ご存知の方も多いと思いますが,iPhoneを紛失した場合,遠隔でロックすることができ,解除するまではどうやっても使うことができなくなります.表示されていた画面は,ロック中であることを示すものでした.

「これ,どうしたの?」
「オーストラリア人の客に貰った」
「貰った?」

どこかで拾ったiPhoneをマリーちゃんに押し付けたのですね.なんて悪い客なんだ.この状態になったらお手上げです.仮に何らかの方法でロックが解除できたとしても,使ったらネコババの足がつく可能性も考えられます.置き引きは犯罪ですからねー

「このiPhoneは使えないよ」
「どうして?」
「失くした人がロックした」

そういうと,マリーちゃん,一瞬くちびるを尖らせて怒った顔をしたあと,iPhoneを投げ捨てるジェッシャーをしながら「海に捨てちゃう!」といって笑いました.この子のこういう仕草,良いな.

このときは冗談だと思っていたのですが,後日,本当に海に投げ捨てたと言ってました(^^; やっぱり紛失物として届けるという選択肢は無かったようです.(320バーツ)

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(つづく)
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